◆性別「やや牡馬寄り」
牡馬325勝(61%:出走298頭)、牝馬215勝(39%:出走309頭)
牡馬の割合が60%。JRA重賞勝ち馬10頭中、牝馬は3頭。GI、GII勝ちはいないので、やや牡馬寄りの種牡馬と言える。
◆年齢「2〜3歳戦ベスト」
2歳戦が最も好成績で、それから徐々に落ちていっている印象。メイショウボーラー、ゴールデンキャストなど古馬になってからも活躍した馬も多いが、基本は2〜3歳戦が活躍の舞台だ。
◆コース適性「芝ダートOKの万能タイプ」
芝314勝(60%)、ダート210勝(40%)
芝の比率は60%。重賞勝ちも芝のほうが圧倒的に多いが、メイショウボーラー、サマーウインド、ディープサマーなどダートの一流馬も多く出している。どちらもOKの万能型と言って良い。
◆馬場状態「道悪は苦にせず」
芝で最も勝率・連対率が良いのは不良。ダートでは勝率がほとんど変わらず、馬場状態に左右されないタイプだ。メイショウボーラーの勝ったフェブラリーSは不良馬場でのものだった。
◆競馬場「小倉と函館が得意」
小倉と函館が好成績。2歳のスピード馬が集まりやすい舞台だけにその成績も頷ける。その他ではそれほど目立った特徴はないが、新潟と阪神がやや落ちる。小倉や函館が好成績ということも併せて考えると、直線が長いコースはやや苦手なようだ。
◆距離「ベストは1200m」
1200mでの勝利が全体の40%近くを占めるスプリンター。1600mの勝率は約6%と苦手な部類。出走数は少ないが、2000mもそれほど悪くない数字が残っている。最長距離の2400mと2200mを勝っているのはいずれもケンブリッジレーザ。
◆コース・芝「小倉1200mがダントツ」
得意の小倉1200mが最多勝。勝率・連対率も水準以上だ。以下も中京、福島、函館の1200mが続く。出走数からも、ローカルの1200mを狙って出走させているのがわかる。得意の小倉だと、2000mも1000mも好成績だ。
◆コース・ダート「中央4場が好成績」
芝では上位に名を見せない中山の1200mが最多勝。ダートでは中山・京都・阪神と中央4場が上位を占めている。ローカルだと1700mのレースが多く、距離が合わないからだろう。
◆配合「Storm Catと好相性」
メイショウボーラーを出したStorm Catとの配合がトップ。これほどキャリアのある種牡馬で、外国繋養種牡馬が最上位にランクされるのは珍しい。メイショウボーラー以外にもレッドスパーダが重賞を勝ち、出走20頭中15頭が勝ち上がっているという相性の良さだ。Halo3×3のクロスとなるサンデーサイレンスも好成績。出走数の割には勝率・連対率が低いのはノーザンテースト、Danzigの大種牡馬2頭。同じNorthern Dancer系でもStorm Catとは大違いの傾向を見せている。
データは10/11/21現在
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