『週刊競馬通信』第640号(1994年9月25日)から第646号(1994年11月7日)まで7回連載(「血統SQUARE」第141回〜第147回)。アメリカ土着のヒムヤー系の歴史をたどりながら、レキシントンからドミノ、そして現代へと至るアメリカ血統の基礎を解説したものです。最終章でホーリーブルとウォクォイトの共通性について解説しましたが、『Patterns of Greatness II』(1995)ではアラン・ポーターが同様の指摘をしています。初出を見ていただければ分かるように「血統SQUARE」のほうが早く、おそらく世界初の論考だったはずです。ホーリーブルはジャコモ(ケンタッキーダービー)やマッチョウノ(ブリーダーズCジュヴェナイル)の父となり、マッチョウノはマッチョアゲイン(スティーブンフォスターH)を出しているので、サイアー・ラインはまだ続きそうです。
|